• 40代・50代、シニア世代のための川崎市麻生区在住の独立系FP

投資というと、どのような銘柄に投資するかで迷う方が多いのではないでしょうか。

しかし投資の世界で最も重要なことは、銘柄選択や投資のタイミングではありません。

投資の成果は「アセットアロケーション」でほとんど決まってしまうといわれています。

「アセットアロケーション」とは、その人がどれだけリスクを取れるか (リスク許容度) に応じて、運用する資金を国内外の株や債券などの資産にどのような割合で配分するのかを決めることをいいます。また具体的な銘柄でアセットアロケーションを行った結果が、「ポートフォリオ」になります。

世の中には、現金、株式、債券、不動産、金(GOLD)など数多くの資産が存在します。各々の資産でリスク、リターンは異なるので、特定の資産に偏って保有してしまうと、思惑が外れた時に期待していたリターンが得られなかったり、大きな損失を被ってしまう可能性があります。そこで「アセットアロケーション」を考えて、自分が望むリスク・リターンに見合う資産配分を考える必要が出てきます。

では「アセットアロケーション」は、どのような資産配分で行えばいいのでしょうか。

一つの例として、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオが参考になります。
GPIFでは年金を運用することから、「長期的な観点から安全かつ効率的な運用」を行うため、各資産を組み合わせた資産構成割合を基本ポートフォリオとして定めています。GPIFの基本ポートフォリオを参考に、リスクを取りたい場合は国内株式や外国株式の比率を増やす、リスクを減らしたい場合は国内債券の比率を増やすなどして「アセットアロケーション」を決めてみてはどうでしょうか。

<GPIF 現行の基本ポートフォリオで定める資産構成割合>
 国内債券35%
 国内株式25%
 外国債券15%
 外国株式25%