「アセットアロケーション」が決まったら、ようやく各資産クラスでの銘柄選びに入ります。
長期に渡って安定運用を目指すには、「インデックスファンド」がおすすめです
「インデックスファンド」は、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、ニューヨークダウ平均、S&P500などの株式指標(インデックス)と同じような値動きをするように作られた投資信託です。
投資信託を介して複数の銘柄に投資するのでリスク分散にもなり、また運用にかかる手数料(コスト)が低く抑えられています。ただし市場平均以上に儲けを求める人には向いていません。
インデックス投資は、各資産クラス(国内株式・先進国株式・新興国株式など)で運用管理費用(信託報酬)が低く抑えられている「インデックスファンド」を選んで、それを毎月一定金額購入することを継続する(バイ&ホールドする)ことです。
私は「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける」と明言している三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slimシリーズ」を毎月購入しています。今後より低コストなライバルファンドが出てきたとしても追いかけのコスト引き下げが期待できるためです。
毎月、世界中に分散した「インデックスファンド」を積み立て投資して、できるだけ長く市場にとどまり続ける、ことになりますが、資産配分が崩れたままだと知らないうちに過剰なリスクを取ってしまう恐れがありますので、年に一度は運用していくなかで崩れてきた資産配分(アセットアロケーション)を所定の比率に戻す作業(リバランス)を行うようにしましょう。