• 40代・50代、シニア世代のための川崎市麻生区在住の独立系FP

皆さんは、健康寿命」と「資産寿命」という言葉を聞いたことはありますか。

「健康寿命」とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を表しています。
従って「平均寿命」と「健康寿命」との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味します。
2016年において、この差は男性8.84年、女性12.35年でした。

 

 


先進国の寿命は1日5時間というスピードで延び続けており、2045年には「平均寿命」が100歳に到達すると予測されています。「平均寿命」が延びるにつれてこの差が拡大すれば、健康上の問題だけではなく、医療費や介護費の増加による家計へのさらなる影響も懸念されます。
この先は早死にするリスクより、長生きしてお金が足りなくなるリスクの方が高くなるかもしれません。

「資産寿命」とは、「老後の生活を営んでいくにあたって、これまで形成してきた資産が尽きるまでの期間」を表しています。増やした資産も使い方をきちんと計画していかなければ、あっという間に寿命を迎えてしまいます。

普段から健康管理に気をつけ、食事や運動をはじめ生活習慣の改善に努めるといった「健康寿命」の重要性に加えて、充実した暮らしを続けられるだけの資産をいかに維持していくかという「資産寿命」という観点も大事です。

人生100年時代の今、「資産寿命」を延ばして、お金の心配をせずに快適で豊かな人生を送りたいものです。