• 40代・50代、シニア世代のための川崎市麻生区在住の独立系FP

「老齢厚生年金」を受け取る資格のある方が、厚生年金保険被保険者として就労する場合、老齢厚生年金額と賃金との合計が一定の基準を超えると、超えた額に応じて年金額の一部または全部が支給停止されます。これを「在職老齢年金」といいます。

総報酬月額相当額(給与(標準報酬月額)と直近1年間に受けた賞与(標準賞与額)の1/12の合計)と基本月額(加給年金額を除く老齢厚生年金額を12で除した額)の合計額が、65歳未満の場合は28万円の基準額、65歳以上の場合は47万円の基準額を超えてくると在職老齢年金の仕組みによって年金額が減額されることになります。

年金制度は老齢化などによって自分で収入を稼ぎ出すことが不可能になった場合の所得を保障するものなので、自分で収入を得られる能力がある人には年金を支払う必要はない、と判断されているのです。
しかしこの「在職老齢年金制度」は高齢者の働く意欲をそいでいるとの批判が強いようです。

そこで在職老齢年金が減額されない範囲内で、生活とのバランスを取りながら働くが人がいます。
また多少の在職老齢年金の減額は気にせずに、めいいっぱい働き続ける人もいます。

人によって希望するライフスタイルは異なりますので、どちらがいいとは言えません。

働くこと自体に価値を見いだしている人には問題はないかもしれませんが、老後の収入を増やそうという目的でめいいっぱい働くことを考えていた人は、「在職老齢年金制度」の内容をよく理解した上で老後の働き方を考えてみてはいかがでしょうか。