• 40代・50代、シニア世代のための川崎市麻生区在住の独立系FP

昨年のコラムの中で、

  • 収益性の高い金融商品に投資できるのは「余裕資金」に限られる
  • 投資の成果は「アセットアロケーション(資産配分)」でほとんど決まってしまう
  • 長期安定運用には「インデックスファンド」を毎月一定金額購入し、継続(バイ&ホールド)する
  • 年に一度は「リバランス(所定の比率に戻す作業)」を行うようにする

とお伝えしました。

参考:資産運用は手持ちのお金の仕分けから始めよう
参考:投資の成果は「アセットアロケーション」で決まる
参考:長期の積み立て投資に最適なのは「インデックスファンド」

今回の新型コロナウィルスの感染拡大を引き金とする世界同時株安により、私を含めてほとんどの方は、想定した「アセットアロケーション」が崩れていることでしょう。

リクスコントロールのためには、通常の「リバランス」は年に一度行うのがよい、といわれています。
もし手元に「余裕資産」が潤沢にあり、「リスク許容度(どれだけリスクを取れるか)」が株価下落の長期化にも耐えられるほど高ければ臨時の「リバランス」(毎月の積み立て金額を増やす)考えてみてはいかがでしょうか。

私の場合、資産配分比率からズレが生じたことにより期待リターンが少なくなっていたので、先月からズレを解消するために積み立て金額を通常の2倍にしました。しばらくはこの状態を継続する予定でいます。

もちろん株価下落により同じ積み立て金額で購入できる口数が増えることになるので、淡々と積み立て投資を継続するだけでも充分です。
このタイミングでの市場からの退出(積み立て投資の解約)は、含み損を確定させてしまうだけなのでおすすめしません。