• 40代・50代、シニア世代のための川崎市麻生区在住の独立系FP

今日は「敬老の日」の日です。

9月15日時点の国内の65歳以上の高齢者は3617万人で過去最高となり、100歳以上の高齢者の数が初めて8万人を突破しました。

「人生100年時代」がもはや他人ごととは言い切れなくなってきている中、皆さんは老後をどうお考えでしょうか?

令和元年(2019年)の日本人平均寿命の統計を見てみると、男性「81.41歳」、女性「87.45歳」となっています。

平均寿命とは、0歳時点で何歳まで生きられるかを統計から予測した「平均余命」のことです。
「人生100年時代という言葉は、自分には関係なさそう」と思っている方も、自身の老後資金の計画や人生設計を考える上で、「平均余命」は知っておきましょう。

令和元年(2019年)厚生労働省「簡易生命表」によると、主な年齢時の「平均余命」は、以下のとおりです。

 50歳 男性:32.89年 女性:38.49年
 55歳 男性:28.34年 女性:33.79年
 60歳 男性:23.97年 女性:29.17年
 65歳 男性:19.83年 女性:24.63年
 70歳 男性:15.96年 女性:20.21年
 75歳 男性:12.41年 女性:15.97年

令和元年(2019年)に65歳だった人の平均寿命は、男性84.83歳、女性は89.63歳となります。

ファイナンシャルプランナーとして相談者のライフプランを作成する際に、ライフプランの期間を何歳までにするのかが話題になります。
「私は長生きしないから…」とおっしゃる方もいますが、実際に安心できるプランということでは、長期的な視点でのライフプランが必要です。

以前のコラムの中で、普段から健康管理に気をつけ、食事や運動をはじめ生活習慣の改善に努めるといった「健康寿命」の重要性に加えて、充実した暮らしを続けられるだけの資産をいかに維持していくかという「資産寿命」という観点も大事、という話をさせていただきました。

参考:長生きリスクに対する備えが大事

長生きした時に今持っている資産で十分に足りるかどうか、現在の資産状況を把握し、20年後・30年後も安心して暮らせるマネープランを立ててみてはいかがでしょうか。